多重継承
基本クラスを継承して派生クラスを作ると
見やすいプログラムになりますが、
作成にあたり、複数の基本クラスを継承したいケースがあります。
このような状況に対応したのが多重継承となります。
多重継承の書き方は次のようになります。
class 派生クラス名 : アクセス修飾子 基本クラス1, アクセス修飾子 基本クラス2, … ,アクセス修飾子 基本クラスn
{
}
このサンプルでは多重継承のシンプルなものと
仮想基本クラスを使った例をあげています。
最初は多重継承のシンプルな方法です。
継承するためのクラスを一つ作ります。
このサンプルでは「clsMultipleInheritanceChild」となります。
この継承するためのクラスに二つの基本クラスを継承させています。
(例)
class clsMultipleInheritanceChild :public clsMultipleInheritance, public clsMul tipleInheritance2
継承するので、それぞれの基本クラスで実装したメソッドを実行することが
できるようになります。
次に仮想基本クラスを使った例となります。
このサンプルでは基本クラスをひとつ作っています。
このひとつの基本クラスを仮想基本クラスとして継承させています。
実装には「virtual」を使います。
(例)
class clsMI2 : public virtual clsMI1
このように仮想基本クラスを2個作り、その仮想基本クラスを
多重継承しているのがこのサンプルでは「clsMI4」クラスとなっています。
(例)
class clsMI4 : public clsMI2, public clsMI3
ヘッダです。
画面のイベントからクラスを実行しています。
画面のヘッダです。
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